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7 (ちょいグロ注意)
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背を向けたままカラ松は寝息をたてはじめた
規則正しい寝息にたまに苦しそうな声を出す
心配だったし、2人しか居ないのだからそばにいたくて
俺はそのままソファーに座っていた
そのうち段々眠くなってきていけないと思いながらも
俺は目を閉じた。
目を覚ましたのは物音が聞こえだしてからだった
「……ん………」
重い瞼を開けハッキリとしない視界の中目を凝らすと
「……っ、は……はー……」
フラフラになりながら部屋を出ようとするカラ松がいた
「ちょっ!!危ないって!!」
戸にしがみつく様なカラ松の肩を支える
「どこか行くなら起こしてよ!
そんな様子じゃ階段から落ちるよ!!?」
そう言うとカラ松は俺の手を払おうとする
「だ、ぃじょうぶ……だ……ちょっと、
トイレに……い、くだけ……だ……」
顔を真っ青にしたカラ松
「で、でも…!」
そう言った瞬間カラ松は膝から崩れ落ちた
力の抜けたカラ松を俺が支え切れるわけもなく
2人で崩れる
「……ゔ…ぇ、……がぁは……!」
カラ松は喉元を押さえ吐き出した
「が、………ぉえっ…」
抑えようとしているのか苦しむカラ松の背中をさする
「大丈夫だから、後で片付けるし
今は俺しかいないから、ね?」
出来るだけ優しく、安心出来るように言うと
「……す、まな、い……」
カラ松は謝った。
「……ううん、大丈夫だって。気にしないでいいから
水いる?それより口ゆすいだ方がいいかもね」
そう言って汚れてしまった床を見る
自然と汚れてしまったズボンと服に目をやると
「!本当にすまない!すぐに洗って…」
その言葉を軽く流し汚れた手を自分の服で拭き取った
「ほら、立てる?布団行こ、水と桶持ってくるから」
潔癖症だと自分でいう俺が服でゲロを拭いたんだ
そりゃカラ松だって驚くだろうな
「チョロ松…服が……」
そう言って心配するカラ松を支える布団に寝かせる
「大丈夫だから、ほら口閉じて」
そう言って何故か目もキュッと瞑るカラ松に
キュンとしながらも口周りを袖で拭き取る
そんな行動にカラ松は困惑するばかりで
「面白い顔」
そう笑って俺は立ち上がった
「楽になった?」
「ぇ、ぁ、うん」
「なら良かった」
そう言って俺は水と桶を取りに一旦部屋を出た
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