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桶とタオルを持って戸を開けると
カラ松がガバッと起き上がった
「手伝う!本当にすまない!」
そう言って四つん這いで来るカラ松の顔色はさっきよりも良さそうだ
「大丈夫だって、寝てなよ」
そう言ってひざまついて床を拭こうとすると
「大丈夫だ!もう気分は悪くな……」
そこで言葉が詰まったカラ松の目線は俺の下半身。
「………仕方ない事だと思うが、兄弟が体調悪い時に1人でしこ…」
「ゴラァぁあ!!!してねーわ!!!
汚れたから洗濯機に放り込んだんだよ!!」
そう言うと笑ったカラ松は
「冗談だ、俺のタンスにズボンがあるから履けばいいぞ
汚して悪かったな?」
わざわざ自分からズボンを貸そうとしてくれて
それに笑った後の謝った顔は………
「っ、ぇっと……じゃ、先に履いてくるね…」
そう言って床を拭くカラ松からすぐに背を向け階段を降りた
「(……気付かれてないよな……?)」
にしても、あの顔は…ほんと、可愛かったなぁ…
本当に兄なのか疑ってしまうような愛おしさは
どんどん溢れて止まることを知らない
パンツしか履いていない下半身がジンジンと痛む
……後でトイレ行こ……
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