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家に帰るとパチンコ帰りなのか酒を飲んでいた
まぁ、いつでも酒は飲んでいるけど…
「おかえりーどうだった?クラスに1人はいるレベルのレイカは」
「ケツ毛燃えてろ」
そう言って荷物を下ろし溜息をつく
特に話すこともなくてただボーッとしていた
「今日1日どうだった?」
今度はタバコをふかしながら興味無さげに呟いた
酒のあとにすぐタバコって……
「いつもどうり可愛かったけど……なに急に。」
「そうじゃなくてカラ松の事だよ」
呆れる俺と違って真剣な声を出したおそ松兄さんは
「………なぁ聞いていい?」
「んー?」
タバコを吸ったおそ松兄さんは俺を見ない
「おそ松兄さんは何から逃げたの?」
そう言うとあー、と言って少し笑った
「逃げることから逃げたんだよ」
そういった兄は乾いた笑顔を見せた
「逃げることから……?」
逃げることから逃げるなんて、
そんなの立ち向かうことに等しいじゃないか
「ま、お前にもすぐに分かる」
逃げるなんて無理だと。
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