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⑥
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その後は、ただ犯されに犯されまくった。
止めろと言おうが何をしようが、そんなものは力で捻じ伏せられる。そもそも、奪われていく四肢の力では、どうやっても抵抗出来なかった。
泣いても喚いても、開放される様子など微塵も無かった。
「…ぅあ、あ!…嫌ぁ、だ……!」
もう何回目の射精かも分からない。
嫌で嫌で仕方無いのに、気持ちとは反して身体は素直に反応する。
代わる代わるに後ろから挿入されては、その度に中にどろりとした液体が流し込まれた。
(気持ち悪いっ……)
叫び過ぎて喉が痛い。このまま声が潰れてしまうのではないのだろうかと思った。
「じゃあ次僕ねー。陽裕さん、大丈夫ですか?」
(大丈夫な訳が無いだろ…)
「も、やだ…嫌だ……ぅ」
そう言っても、後ろに押し入ってくるものに耐えるしかない。俺の言葉なんて無視だった。
「はぁっ、うあぁ……っ」
初めは慣らしもせずに挿れられて激痛が走ったというのに、さすがにここまでくると恐ろしくすんなりと入ってくる。
それなら、ずっと痛い方が気が楽だった。
こんなの、俺が受け入れているみたいで嫌だ。
そして、
「はい、前も集中ね?」
「ぁっ…や、ぁ……」
強制的にそれを咥えさせられ、出された精液なんかは飲まされるのだ。分かっているけど、抵抗なんて出来やしないから。
「…やっぱ可愛いねぇ、陽裕くん」
神代はいつまでも傍観している。
もうやめてくれと叫びたいが、それも不可能。
「今日から3日間、大学終わったら毎日ここに来るんだよ?」
その表情は、酷く歪んで見えた。
▽ ▽ ▽
男共の性欲処理は2時間にも及んだ。
それが終わってから、俺は休む暇も無くすぐに家に帰って洗面所へと駆け込んだ。
「ぅ、えぁ…っ……」
何度も嘔吐し、もう胃袋には何も入っていない。それなのに、身体に纏わり付いた感覚の全てが気持ち悪くて、吐き気も引かない。
(嫌だ……)
そして幾分か落ち着いてくると、今度は身に着けているものを全部脱ぎ捨て、不安定な歩みで風呂場へと向かった。
震える手元でシャワーからお湯を出し、可怪しいくらいに身体を流した。
「気持ち悪いっ……」
寒くもないのに、いつまでも全身が震える。
男。
男ってあんなに気持ち悪い生き物だった?
それとも、あいつ等だけが特別?
もしかしたら、全ての男はあんなことを平気で出来るような人間なの?
(…嘘だ……!)
その時俺はハッと思い出し、恐る恐る後孔に指を触れた。ここには、そういう奴の欲情が全部。
「……ぅ」
また吐き気が込み上げてきて、咄嗟に口元を押さえた。
早く、出さないと。
そう思うと、俺は浴槽に手を付き、自身の指をそこに挿し込んだ。
「…っ……」
触れたのは、さっきまで幾度となく体内に入れられていた液体。
俺は指を軽く折り曲げると、それをゆっくりと掻き出した。こんなことをするのは初めてで、膝が揺れる。
「ふ、ぅ……っ…」
白い液体は太腿を伝って床へと滴り落ちてゆく。
そうして出来る限り全てを体内の外へと出すと、一気に力が抜けてその場にへたり込んでしまって。
「ぅ、あぁ……!」
そして訳も分からず涙ばかりが溢れてきて、俺は馬鹿みたいに泣き叫んだ。
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