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視界は時間が経つ度どんどん悪くなっていってもう人が何を言っているのかかなり近づかないと分からなくなってしまった
どうしよう...
どうすればいい...
だんだんと焦りが出てきて外を見ると夕方の真っ赤な空がぼやけて見える
看護師さんも来たけど何を言っているのかわからなくて気づいたら居なくなってた
英雄さんが帰ってくる前に治さないとダメなのに...
ダメなのに...
何かしてないと落ち着かなくて腕に繋がれてる管を引き抜いて重たく痛い片方の足を引きずりながら病室を出る
治さないと
ダメなのに
涙が出てきてその場にしゃがんで倒れる
聞こえないのに...見えないし痛いし...
もうやだ...
英雄さんどこ...
会いたいよ...
目を開けると白色が飛び込んできた
背中の感触でベットに戻された事とこの白色は天井だという事が分かった
ボーッと天井を見ていると部屋に誰かが入ってくる気配が感じた
その人は俺の右側に来て俺の頭を優しく撫でた
その手の感触と匂いで英雄さんだという事だけ分かった
英雄さんを見るけど口がパクパクと動いてる事だけわかる
けどそれは俺に向かってじゃなくて左側にいる人たち
左側には多分先生さん
その人達と話してる間でも英雄さんは俺の手を握っててくれる
すると持ち上げられて椅子に座らせられる
頬をスルッと撫でられて不安が無くなる
その椅子が動き出して車椅子だと言う事がわかる
どこに連れていかれるんだろう
一つ一つに疑問を持って不安になって怖くなる、たまに頭を撫でられて安心する
少し怖かったが英雄さんが居るから大丈夫。
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