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6.気になり始めたら止まらない-1
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あのキスシーンが終わり、ユキジはホッと安堵していた。無事に終わって肩の力が抜ける。
なのに、横屋の発言によりさらなる試練がユキジを襲う。
(む、無理……ラブシーンなんて僕にはできない……)
まさかの壱成とのラブシーンを撮る事になり、ユキジが騎乗位と言う物を壱成にする事になった。
セックス自体をした事がないユキジにとって、その騎乗位が既に分からない。
なんだろうか、それは。
(ど、どうしよう……)
そんな迷えるユキジに、他人事に思えなかった秋幸がご飯に誘ってくれた。
そのお陰で、秋幸との距離が縮んだユキジは、秋幸は本当に心が綺麗で良い人だ。
祝が選んだだけの事がある。
こんな自分にも親切で、自分の事のように心配してくれた。
そして、ユキジの緊張を取り除こうと、メンバーである壱成がどんな人間なのかを教えてくれた。
大丈夫。壱成がなんとかしてくれます。そう、ユキジに話す秋幸は、本当に壱成の事を信頼しているのだと伝わった。
やはり、壱成は悪い人ではない。ただ、叶わない恋をしたからだ。自分と同じように。
ユキジは秋幸との会話でラブシーンに対して、そこまで考える事ではないのかもしれないと思い始めた。
本当にするわけではない。だから、騎乗位を検索してそれを真似すれば良い。そう思った。
『あっ……アンッ!』
『はぁ……いいな……もっと自分で腰を動かせ……』
『ンッ……アッ……ハァ……あぅ……あ……』
『そうだ。ぅ……いい……いいぞ……』
『僕も……きもちぃ……そこぉ……好き……』
『ここだろ?』
『アアッ! うん、そこぉ……』
『ここは俺がいつも突いてやる所だ……。ほら、自分でもっと動け……俺をイかせてみろ……』
『アッ、アッ、アンッ……ぁ……。イク……イクゥ……』
でも、検索して生まれて初めて見たアダルト動画を見て、ユキジの身体が固まった。
普通の男女の物も見た事がないユキジにとって、男同士のアダルト動画は刺激が強く、異次元の世界だった。
漫画やドラマCDとは比べ物にならないくらい濃い世界に、ユキジは汗が止まらなくなる。
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