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8.泣き出すユキジ-6
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ユキジは呼吸を壱成の指に合わせながら吸って吐く。その方が良いと、なんとなくだが思った。
「お前本当に初めてか?」
けれどそれは、壱成を不安にさせる物だったらしく、壱成の指が突然止まった。
そんな壱成に、ユキジは涙目で見詰める。
「な…んで……?」
「初めてにしては……緩め方を知ってる……」
「? わか…ないよ……っ。そんなの…知らない……っ」
他の誰かとなんてした事がない。考えた事もない。ずっと、祝に片想いをしていたから。片想い止まりでその先なんてした事がない。
「壱成とが…はじめてだもん……したことないもん……。誰かとしたなんて…考えないでよ……」
壱成とだからここまで考えられる。したいと思う。されたいと思う。
信じて欲しい。そう願いを込めて、ユキジは壱成の両頬を力が出ない手で抓った。
「こんなこと……壱成とじゃなきゃしたくない……」
「ユキジ……」
「ンッ、アッ」
指が一本から二本になるのが分かった。急にあの部分の圧迫感が増したからだ。
「じゃぁ、これは素質があるからって事か……」
「んあ……やっ…あっ……ンッンッ……」
指が三本になり、その部分が段々と柔らかくなるのが分かって来た。
そして、それから少ししてズルッと指が抜かれた。
「今まで無事でいた事は……本当に奇跡みたいなもんだな……」
壱成が何かを言っているが、頭が麻痺しているユキジには、その言葉は聞き取れず、自身の荒い息だけしか聞こえない。
「こんなに可愛くて……綺麗で……」
壱成は何かを言いながら、ユキジの頬や瞳を優しくチュッとキスをしながら自身の猛った雄をピトッと柔らかくなった蕾へと当てた。
その瞬間、ユキジのその部分がヒクッと動く。
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