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子供に俺は何を言わせているんだ!
なんて、思ったけれど碧はもう自分の恋人。
子供じゃない。
碧ちゃんだってセックスくらい知っているさ。
神林の言葉。
キスだって受け入れてくれた。
俺を好きだと言ってくれた。
「そう………口移し……」
だから、自分の感情を言葉にした。
ちひろさん………
僕、僕、……ちひろさんになら口移し出来ます。
碧はミルクを口に含み、西島に唇を押し付けた。
薄く開いた西島の口内に甘いミルクが流れ込んでくる。
甘い味が口いっぱいに広がり、碧の唇が離れた。
「お、美味しいですか?」
耳まで赤くして聞く碧。
凄く甘くて美味しい、碧みたいだ。
「もう一回」
西島は欲を出す。
一回くらいじゃ満足しない。
碧はまたミルクを口に含み西島の唇に自分の唇を押し付けた。
西島の口内にミルクを移すはずが唇がくっついた瞬間、碧の口内に舌が入れられた。
………!!!
ビックリして、碧の口の端からミルクが零れた。
流れたミルクが首筋を伝い身体へと流れていく感触を碧は感じていた。
拭かなきゃ!
そう思ったが西島の舌がゆっくりとミルクのあとを追うように首筋を這ってきた。
「あっ………んっ」
声が出てしまった。
くぴ、首筋!
ちひろさん………
顔が熱い。胸もドキドキする。
首筋を這った舌が離れて、
「ミルク、零しちゃったな。」
と碧を見つめるの西島。
◆◆◆◆◆
く、首筋舐めてしまった。………やばい、嫌がるかな?
西島は自分がしでかした大胆な行動に碧が怖がるんじゃないかと不安になった。
自分に口付けをしてくる碧に欲情して、つい舌を入れ、流れたミルクを舐めてしまった。
碧を見ると顔が真っ赤。
「ミルク……零しちゃったです。ふ、拭かなきゃ」
少しテンパっているようにみえる碧。
やり過ぎたかな?と反省。
「バスローブだから、このまま吹けばいいよ」
そう言って西島は碧のバスローブを掴む。
すると、
はらり…………
解けかけたいた紐が掴んだ瞬間に解けてしまい、
結果、前が開けた。
「ご、ごめん」
慌てて前を閉じようとして、カタンと側に置いてあったカップを倒しミルクが零れた。
碧のバスローブにもかかり、
「着替えなきゃ」
と碧のバスローブを掴み……………ハッと気付く。
碧のバスローブはスルリと腰まで落ちて上半身裸にしてしまった。
し、しまった………と思った。
何をしているんだ俺は!
「ちひろさん」
碧は顔を真っ赤にして西島の名前を呼ぶ。
わあー!これはわざとじゃない!
バスローブを着せようとして身体につい、触れてしまった。
触れた肌はミルクで濡れていて、甘い香りが漂う。
甘い香りは蜂蜜なのか、碧のものなのか分からないが西島の冷静さを失わせる。
背中に手を回し碧の身体を引き寄せソファーに押し倒した。
「ちひろさん……」
驚いて名前を呼ぶがそれは怖いからじゃない。
「また………舐めてください」
舌を這わせられた感触がまた欲しいから。
また、舐めてください。
くらりと目眩がしそうだった。
碧の放つ色気に目眩がする。
西島は碧の首筋に舌を這わす。
「あ………っ……ちひろ………さっ」
ソファーに押し倒され、西島の舌が首筋を舐めている。
ミルクのあとを追うみたいに舌が移動して、鎖骨辺りでチュッ、と吸われた。
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