アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
恋心。?10
-
と、とりあえず会社に戻ろう!
西島は碧が眠っているか確認。
スースー聞こえてくる寝息と、長い睫毛が強調された寝顔。
本当、こいつは男か!
寝顔は凄く幼くて可愛い女の子みたいだ。
ピンク色の柔らかそうな唇と、熱のせいで少し赤らむ頬。
碧の額に熱さましシートを貼り付け、
メモ紙にを残し部屋を出た。
あーっ、くそっ!
頭をブンブン振りながら神林の車に乗り込むと着信が鳴り響く。
上着のポケットから携帯を出す。
佐々木からの着信。
もう嗅ぎ付けたのかと西島は嫌々ながら電話に出た。
「碧ちゃんお持ち帰りか西島」
モシモシもなく、第一声がそれである。
人聞きの悪い。
「送って行っただけだ」
「お前、碧ちゃんち知らないだろ?住所教えてやろうと思ったんだけどさ」
「住所?お前ストーカーか」
「ストーカーではない。って言うか碧ちゃんち、お前のマンションの近くだぞ」
「は?」
「マンション近くに公園あるだろ?その真横のアパート」
えっ?公園?
西島は碧が公園と言ったのを思い出す。
確かに、野良のにゃんこが居る公園の横にアパートがある。
えっ?マジで?
碧に聞こうにも眠っている。
「で、碧ちゃんは今一緒か?」
何かを探るような聞き方をする佐々木。
確かに時間的には碧のアパートに余裕で着いている時間。
しかも、知らないとなると何してた?となる。
「佐藤は俺の部屋だ」
「で、碧ちゃん食ったわけだ……食ってる最中なら悪かったな」
「食うかボケッ!」
西島は力いっぱい怒鳴った。
本当にコイツの脳内はエロ一色だ!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
32 / 639