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「諭吉ーっ」
諭吉を見た碧は凄く嬉しそうに両手を伸ばした。
にゃーん、
諭吉は西島の腕からぴょんと飛び降りると碧の腕の中へ。
ゴロゴロと喉を鳴らす諭吉。
「部長!ありがとうございます」
碧の笑顔。
キュンと西島の萌ツボを鷲掴み。
ぐはっ!
佐藤め!無邪気に笑いやがってぇぇ!
西島は、
「お粥作るから大人しくしてろよ」
とくるりと向きを変えた。
これ以上、モフモフな諭吉と、萌ツボ押さえまくりな碧と一緒に居たら悶え死ぬ!
キッチンへ退避。
西島が出て行くと碧は、
「ゆきっつぁん、西島部長カッコ良いでしょ!でね、聞いて聞いて!このシャツは部長のだよ、凄くブカブカなんだあ」
碧は諭吉にシャツを見せる。
「後ね、お姫様抱っこされたんだよ」
碧は西島との出来事を諭吉に話した。
「優しいよね部長。諭吉もそう思うでしょ?」
碧は諭吉の頭を撫でる。
………なるほど。
アイツが良い匂いしたのは碧に発情したからか。
諭吉はゴロゴロ喉を鳴らしながらそう考えた。
発情した雄は良い匂いを出す。
もちろん雌もだけど。
西島はかなり、盛っている。
人間の雄はかなり我慢強いな。
まだ交尾はしてないらしいな。
碧の無邪気な匂いからそう感じた諭吉。
クンクンと碧の匂いを嗅ぐと、彼からも発情した匂いがした。
ようやく盛りがきたか。
互いに盛り合っているのに交尾しないとは、人間は変わっている。
諭吉はため息をつく。
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