アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
10
-
ガツンっ、
佐々木の頭に西島のゲンコツが落ちる。
「いっっ」
頭を押さえながら振り向く佐々木に、
「何やってんだ変態」
と睨む西島。
「何って碧ちゃんが汗かいてるから拭いてやろうと」
言い訳をする佐々木を更に睨みながら、嘘つけ……と言いたかったが、確かに碧は汗ばんでいる。
「タオルもなしにどうやって拭くつもりだったんだ!」
「舐めて」
ブチンと何か切れそうだった。
佐々木の首根っこを掴むと、無理やり引きずって歩き出す。
このままじゃ碧の貞操が危ない。
「帰れ」
腕を組んで佐々木を睨む。
「なんだよニッシー!冗談だよ」
「ニッシー呼ぶな!」
イライラしながら叫ぶ西島。
「何だよ、お前だって碧ちゃんの裸見たくせに!俺だって見たい!」
「なっ、」
何を言ってんだと強く言いたいけれど裸を見たのは事実。
「ピンクの乳首とか、細い腰とか触りまくりだったんだろ?」
「お前、何言って、」
ピンクとかピンクとか、
確かにピンクだったけども!
「パンツずらして見たんだろ?碧ちゃんの可愛らしいちんこ」
ああ、もう!
西島は頭を抱えたくなった。
何で、こんなのが部長なんだよ!
「毛生えてた?碧ちゃん薄そうだもんね。あ、その前にちゃんとむけて」
ガツンっ、
「いったあーっ、二発も殴るな暴力男」
佐々木は殴られた頭をさすっている。
「黙れ変態」
西島は玄関のドアを開けると佐々木を無理やり追い出した。
そして、しっかりとチェーンまで掛けた。
あの変態!二度と部屋には上げんぞ!
心でシャウト!
そして、携帯が佐々木からのメールを受信。
ニッシーへ♪
碧ちゃんのヴァージンは俺のだからぶち込むなよ
「あー、くそ変態野郎!」
西島は携帯をへし折りたい衝動に駆られた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
51 / 639