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「今の男も発情しとったな」
「アイツは年中だよ」
っと答えて西島固まる。
えっ?
足下に諭吉。
今の諭吉?
諭吉はふい、と向きを変えてまた寝室へ歩いて行った。
えーー、
うーーん?
西島は自分の額を触る。
熱があるんだろうか?って思ったけど熱はない。
幻聴?
うん、きっと幻聴!
佐々木に怒りまくっているから変な声がしてるんだ。
それよりも佐藤!
汗を拭いてやらないと。
西島はお湯を沸かし、身体を拭く用意をした。
汗かいてるなら着替えもいるな。
全てを用意して寝室へ戻る。
碧は眠っているように見え、のぞき込む。
汗ばんでいて額にも汗が。
それをタオルで拭う。
熱上がってるのかな?
西島は体温計を探しに行く。
それとも、神林呼んだ方が良いかな?
なんて考えた。
碧の元へ戻り、熱を計る為にシャツに手をかける。
ピンクの乳首!
佐々木の変態な言葉が過ぎり、頭をブンブン振る。
「碧の熱は知恵熱の一種ばい」
また足下で声がした。
いやいやいや、
頭をブンブンと振りまくりクラリと目眩。
ドスンと碧の上に倒れ込み、
慌てた。
「ん~ぶちょお」
碧が目を開けて西島を見ている。
「いや、これは熱計るつもりで、別に乳首見ようとかじゃ…あ、ちがう~」
自分で何言ってるか分からない西島。
「ぶちょおのパンツはボクサーパンツですか?」
は、い?
碧をマジマジと見つめる。
「佐々木部長がそう言ってて」
佐々木ーっ!
何を吹き込んでいるんだよ!
「僕もボクサーパンツです……えへへ、お揃いですね」
西島は無言で碧の額を触る。
やはり熱い。
神林を呼ぼう……
西島は携帯で神林へ電話を掛けた。
*****
「あ~、やっぱ熱上がったな」
神林は直ぐに来てくれた。
「西島、何で碧ちゃんを着替えさせてないんだよ」
神林に怒られた。
確かに碧は汗びっしょりで、汗こそ拭いたものの着替えは躊躇していたのだ。
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