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プニプニ、
肉球の気持ち良い感触。
パチっと目を開けたら諭吉のドアップ。
「に~」
小さく鳴く諭吉。
こう鳴く時はご飯の催促。
「ご飯…」
碧は起き上がり、西島の寝顔が目に入った。
ベッドのすぐ横に毛布にくるまり眠っている。
床に寝ている西島。
あ、そっか、僕がベッド占領してるから。
チクと胸が痛んだ。
幸せな気持ちで居たけれど西島が床に寝ている姿見てしまったら、反省してしまう。
迷惑かけちゃった。
心が一気にションボリとなる。
でも、
部長の寝顔可愛い!
無防備に眠る西島は隙だらけで、親しみが湧く。
大人の男性に可愛いは失礼かな?って思うけど、
西島は可愛い!
もうちょっと近くで見ようと身を乗り出す碧。
諭吉がポンと背中に体当たりをしてきたので、見事にバランスを崩し、碧は西島の上に落ちてしまった。
やばい!
碧は落ちた瞬間、身が凍る勢いだったが、
西島は、
ん~っと唸ると、落ちてきた碧を、
ぎゅっと抱きしめた。
逞しい腕が碧を包むように抱きしめている。
ぶぶぶぶ、ぶちょーっ、
碧は顔を真っ赤にさせ、焦った。
碧は顔は西島の首筋辺りにあって、
彼から甘い匂いを感じた。
凄く良い匂い……
部長って良い匂いする。
顔を少し上げると西島の唇が見えた。
セクシーな唇。
こんな近くに部長の顔。
ドキドキ、
ドキドキするよ夏姉ちゃん。
西島の手がフワリと碧の頭に置かれて、
ゆっくりと撫でられた。
部長ーっ、
起きてるんですか?と顔を覗き込むと、寝息が聞こえる。
撫でてくる手が優しい。
気持ちいい。
碧は西島の首筋に顔を埋めて、
部長……良い匂い。
と甘い匂いにウットリとする。
このまま、眠りたいかも。
碧は西島の腕の中目を閉じる。
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