アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
7
-
碧と自分の朝食を作り、諭吉には缶詰めのキャットフードを与えた。
「うましっ」
ガツガツ食べている諭吉。
ちがうちがう、
うましっとか言ってない!
西島は平常心で碧の朝食をトレイに乗せて、寝室まで運ぶ。
碧は可愛い顔して眠っている。
起こすのが可哀想かな?って思うくらいに可愛い。
トレイをテーブルに置き、どうしようか悩む。
碧の側に行き、寝顔を見つめる。
可愛い。
なんて思ってしまい頭を振る。
ちがうちがうちがう!
俺はショタコンじゃない!
でも、
つい、碧の頭を撫でてしまう。
サラサラで柔らかい髪。
ああ、何か小動物を撫でているみたいだ。
幸せな気分になってしまう。
ホッペとか赤ちゃんみたいで、
つい、プニッと指先でつつく。
つつかれた碧はニコッと笑う表情を見せた。
うう、
やばい、可愛い!
また、プニプニとつつく。
「ん~」
うなり声をあげて、頬か目の辺りを手でゴシゴシ、
で、また寝る。
あああーっ、
やばいやんけ!
可愛いだろうがーぁぁ、佐藤め!
くそう、何だよ、この可愛い生き物は!
可愛くて悶えそうだった。
「ん~」
碧がまた、うなり声を上げて、
今度は目を覚ましたみたいで、大きな瞳で西島を見ている。
しばし、沈黙の後、
「ぶぶぶ、部長ー、おは、おはようございます」
碧は慌てて起き上がる。
幸せな夢を見ていたようで、目を開けたら西島が居て………
何で部長?と数秒考えた結果、世話になったのを思い出したのだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
65 / 639