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コイツは佐々木と同じ臭いがして苛つく!
「こんのアホ!目を覚ませ」
耳元で怒鳴ってみた。
斉藤が目を開けると怒っている西島の顔がうる。
「起きてますけど?」
「そんな突っ込みはいらん!お前は佐藤を襲おうとしただろ!」
怒られて思い出す。
碧をムラムラきて押し倒した事を。
「あー、すみません、あれはロリアダルト女優のあおいちゃんに碧が似てたから、ムラムラ来ちゃって」
テヘッと笑う斉藤。
「ムラムラ来たからって病人を押し倒すな!」
「え~、部長も俺を縛って犯ろうとしてるじゃないですか!」
ガンッ、
西島の拳骨が炸裂。
「いたっ、……部長もしかしてSですか?俺、ドMじゃないんですけど」
痛みを堪えながら答える斉藤に西島は頭を抱える。
「お前の頭にはセックスしかないのか!」
呆れたようにため息をこぼす西島。
「はい。ダメですか?」
真顔で答える斉藤。
「聞くな!俺はお前とヤルつもりはない」
「じゃあ、何で両手縛られてるんですか?」
「それはな……お前が佐藤を襲うからだろう!」
西島は斉藤のホッペをムニッとつねる。
「いたひ、ぶちょお」
「悪さしないように縛っただけだ」
「なんだあ、部長の趣味かと………いたい、いたいって」
斉藤はムニッと強く頬をつねられていた。
「そんな趣味はない」
「ちぇ、部長とセックスしたかったな」
拗ねた顔の斉藤に眉間にシワを寄せた西島が拳を振り上げる。
「あ~ちょ、タンマ!痛いのより気持ち良いのを要求します!」
「要求するな!全く!」
拳を降ろす西島。
「部長って男抱いたことあります?」
「ああ?」
コイツ、まだ言うか!と睨む西島。
「俺、殴られてもいいから部長とセックスしてみたいです」
「は?」
斉藤の言葉に西島は間抜けな声を出す。
「俺、めっちゃ惚れっぽいんです。気になった相手とセックスして相性を確かめたいんです。部長はなんか気になるんですよね?男同士って嫌ですか?」
斉藤は真顔。
どうもからかっているようには見えない。
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