アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
9
-
「マグロぅ」
諭吉のマグロ雄叫びに斉藤と佐々木は、
「やばっ、ゆきっつあん!マジで言ってる!」
「へえ~、ちゃんとマグロって聞こえる。凄いなあ、ゆきっつあん」
とそれぞれ感心している。
皿にマグロを入れ、床に西島が置くと諭吉は目をギラギラさせて飛びつく。
「マグロうまい」
第一声。
言いやがったよコイツ。と西島は内心ドキドキだった。
あの声は自分にしか聞こえなくて、ノイローゼじゃないかと。
でも、斉藤と佐々木にもちゃんと聞こえているみたいだ。
「凄い!ちゃんとマグロうまいって、すげえ」
「おう、斉藤、動画撮れ!」
諭吉に盛り上がる二人。
西島は諭吉は本当に話すのかな?と考えていた。
諭吉との数々の会話。
俺が発情期とか、
良い匂いするとか、
猫に、発情期とか言われる自分って何だろう?
へこむ。
それに諭吉は碧もようやく発情期がきたとか言ってたけど、
発 情 期 ?
佐藤が発情期?
それはつまり、誰かに恋をしているって事か?
そして、
誰かとセッ…………
ぐわっ!俺は何を考えているんだ!
さっき斉藤に迫られたから。
斉藤と佐々木は万年発情期だからな。
佐藤は違うだろ!
諭吉で盛り上がる二人をチラ見して、気付かれないように寝室へ向かう。
まだ熟睡中の碧。
スヤスヤ眠る姿に癒やされる。
発情期……
脳裏にその言葉が浮かび頭を振る。
寝顔をつい、見入る自分に気付くがどうしても目が離せない。
誰に発情しているのか気になる。
つい、手が伸びて碧の頭を撫でてしまう。
子猫の頭を撫でるみたいに。
「んっ…」
ピクリと反応する碧に西島は手を引っ込めた。
でも、寝返りを打っただけ。
暑いのかシーツを無意識にずらす碧。
シャツがめくれたままだから下着が見える。
自分の下着だが碧が履いていると妙に色っぽい。
西島に背を向ける碧の姿は下着がずれたまま。
可愛いお尻が見える。
お尻の割れ目につい、目が行く西島。
あと少しずらせば全貌が現れる。
西島は…手を伸ばすと、下着をずらした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
84 / 639