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うわーん!僕が変態だって思われちゃう!
碧は焦る。
でも、どうしてこんな……、
勃起する理由はひとつだけ。
西島の裸と夢でされた行為に反応してしまったから。
どうして、あんな夢みたんだろう?
それに夢でされた感触がリアルで、自分の中に何か侵入してきた。
何だったのかな?
僕は、部長にエッチな事されたいって思ってるの?
自分に聞いてみる。
でも、良く分からない。
憧れているけど、良く分からない。
ただ、言える事は嫌じゃなかったし、
もっとされたいと思った。
*****
「碧ちゃんの具合が悪くなった?さっきは元気だったぞ」
電話をして事情を話す西島へ、そう返す神林。
「でも、子供は良く熱出すし、具合悪いって本人が言ってるんだよ」
必死に訴える西島。
「あ~あれじゃない?体調悪い時って、誰かに甘えたいだろ?碧ちゃん一人暮らしだし、西島に甘えているんだよ」
「えっ、えっー~」
予想外の返答に西島は変な声を出す。
そうなのか?甘えているのか?
なんて考える西島も、子供の頃、熱を出したら親がいつも以上に優しくなるから甘えていた。
それを思い出すと、なんとなく納得してしまう自分がいる。
「碧ちゃん寂しいんだよ、甘えさせてやれよ」
「ぐ、具体的にどんな?」
西島にはどうすれば良いのか分からない。
真剣に悩んでしまう。
「そだな、抱っこしてあやしてやるとか、添い寝するとか」
「神林!真面目に答えてくれ!佐藤は赤ちゃんじゃない」
「あまり変わらないだろ?碧ちゃんは赤ちゃん肌だし、可愛いし」
もしかして神林は自分をからかっているのだろうか?
「添い寝とか却下!」
「あとは、碧ちゃんに聞けよ、忙しいから切るぞ」
「えっ、まて!」
西島の願いも虚しく、電話からは回線を切られた音が物悲しく聞こえていた。
どうすりゃ、いいんだ!
西島は座り込み悩む。
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