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こんなの見られたら嫌われちゃうのに。
どうやったら普通になるのかな?
抜く?
抜くって事くらい碧だって知ってる。
でも、それを見られたらアウト!
もうぅ!僕のばかあ!
本当にどうして良いか分からない。
萎えるような事考えるか?
何を?
色んな考えをグルグル駆けめぐらせる。
「佐藤、具合は?」
西島の声にビクッとなる碧。
やばいぃぃーっ!
碧は寝たふりをする事にした。
***
返事がない。
西島は意を決して碧の元へとやってきたのだが、
声を掛けても返事はない。
寝てるのかな?
じゃあ、そっとしといた方が良いかな?なんて考えた。
甘えたい……
神林の言葉を真に受けている西島は、もし、碧が起きていたら、どう甘やかそうか悩んでいたので、眠っていてくれていて、ホッとした。
でも、
暇になってしまった西島。
普段なら映画みたり、家事したり、
つまんなーい生活の繰り返しだ。
パソコンが目に入る。
また、猫動画でも見ようかな?
西島はパソコンを手に床に転がる。
寝そべったままにパソコンを開くと動画サイトをクリック。
****
どうしよう、部長が部屋を出て行かない!
寝たふりしてたら諦めて出て行ってくれると思ったのに!
碧は西島が部屋を出たら、コッソリとトイレにでもいこうかと思っていたのだ。
え~ん、どうしよう!
*****
動画サイトで猫を検索。
見ていないものを選ぶ。
子猫がミルク飲む動画や、イタズラしている猫。
可愛い…………和む。
夢中で見ていると、諭吉も画面をのぞき込む。
「諭吉も見るか?」
つい、声を掛けた。
じーっと画面を見る諭吉が何だか可愛く見える。
やっぱり猫が居る生活っていいよな。
なんて考えて神林が言う通り、諭吉を預かってもいいなあって思った。
****
やばい、可愛い。
部長が可愛すぎる!
にゃ~と猫の鳴き声がしたのでシーツの隙間からコッソリと様子を伺う碧の目に映ったのは、寝そべって猫動画を見る西島の姿。
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