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好きになってもいいですか?7
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◆◆◆◆◆
碧は、西島が用意した着替えを手にする。
彼の香りが染み付いたシャツは相変わらずに大きい。
素肌に袖を通すと、西島にギュッと抱きしめられたような気持ちになり、胸がきゅんと鳴る。
下着も履くが少しブカブカ。
「諭吉、部長は大きいよね。」
諭吉に話しかける碧は可愛い笑顔だった。
◆◆◆◆◆◆
「あ、あの‥‥‥、」
寝室の中に居る西島に照れくさそうに声を掛ける碧。
その声でドアの方を見た西島。
相変わらずの大きいシャツがキュートな碧がそこに居て西島を見ている。
「は、早くベッドへ戻りなさい、また熱がでる」
西島は何事も無かったように振る舞うが碧の顔は見れないでいた。
ペタペタと足音をさせながら碧はベッドへ戻る。
でも、互いに意識してか、2人とも俯いたまま沈黙。
西島は何か話さなければと悩むが言葉が出てこない。
しばしの沈黙を破ったのは碧。
「あ、あの、見てないですよね?」
再確認する言葉に西島はドッキリ!
「も、もちろん」
なんて慌てて返事するものの、碧の顔は見れないでいる。
「良かった」
ほっとしたような碧の声。
「それと、さっきは騒いですみません、恥ずかしくて」
ペコリと頭を下げる碧。
「あ、い、いや、気にするな。」
「僕、身体、貧弱だから、部長みたいにカッコいい身体になりたいです」
えへへと笑う。
「それに、下も小さいから、恥ずかしいし‥‥」
下?
下って、下?
西島は一瞬、頭が真っ白になる。
「お兄、あ、兄達が男の勝は下の大きさで決まるって言ってたから」
碧の声のトーンが急に下がる。
「え、そんな事ないぞ?小さくはなかった‥‥‥‥あっ、」
それは咄嗟にでた言葉だった。
悪気も無かったし、ただ、フォローをしたかっただけ。
つい、でた言葉に西島は凍り付く。
や、やばい、実はバッチリ見たのがバレた?
「み、見たんですか?」
碧の言葉に西島は俯いて、
「す、すまない」
と謝る。
「で、でも、一瞬だけだから」
だから何だ、見た事には変わらないじゃないか!と、自分へ突っ込み!
「小さく無かったんですよね?」
碧の質問に頷くだけの西島。
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