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好きになってもいいですか?9
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◆◆◆◆◆◆◆
片付けが終わり、西島が碧の為に寝室へテレビを運ぶ。
西島と一緒にテレビを見れる事が碧は凄く嬉しい。
いつも、部屋で1人で見ていたバラエティー番組やドラマが何時もより面白く感じる。
「部長は好きなドラマとかありますか?」
「ドラマ?あんまり見ないんだ。」
「そうですか‥‥‥」
会話終了的
碧はもっと西島の情報が欲しかった。だって、共通の話題があればもっと話せる。
会話終了となり、しばしの沈黙。
「あ、ほら、1話見逃すと見るきが失せるって言うか、昔は良く見てたよ、キムタクのドラマとか」
えっ?部長の口からまさかのキムタク。
碧はちょい驚く。
「部長、キムタク好きなんですか?」
特に好きって訳ではないが、共通の話題を手に入れれるかもしれない!そんな期待感。
「あ、好きって、わけじゃないんだが、世代が近いから、向こうが結構上だけどね。」
あっ、そうか、世代が同じ!
碧はそんな些細な情報も嬉しい。
「憧れみたいなものかな。」
部長に憧れられるキムタクが羨ましいとさえ思える碧。
「佐藤は好きなドラマとかあるのか?」
「えへへ、実は僕もあまりドラマ見ないんです。猫の動画とか見た方が楽しいし、それに1人で見てもあまり楽しくないですから。」
そう言う碧が寂しそうに見えて西島はきゅんときた。
やはり、寂しいのか?
あぁ、そうか、
甘えているのか!
「ひ、1人暮らしはまだ慣れないのか?」
「慣れないとダメですよね、社会人だし!でも、実家では兄と部屋が一緒でしたから、たまに1人で寝るのが寂しかったりします。」
えへへ、と恥ずかしそう笑う碧。
1人で寝るのが寂しい!?
ど、どういう意味だ!
まさか!
一緒に!
西島は碧をチラリと見て、様子を伺う。
碧と目が合う。
寂しそうに見えるのは気のせいか?
それとも、やはり甘えているのか!
うん!甘えているのだろう!
「佐藤!もう、寝よう!」
西島は立ち上がると、碧と一緒にベッドへと思いきって入った。
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