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カーテンから漏れる光が眩しい
眩しさに目をしょぼしょぼさせていると
「飛雄、朝」
そう言われ軽く何度も頬を叩かれる
「眩し……」
隣の及川さんは座ったまま動かない
「……なに?」
ただボーッと見ていたなのに睨まれた
「あ、いえ…」
昨日、優しかったのに……あれは夢だったか?
1人悲しくなりもう1度布団を被り直そうとすると
「わっ!」
思いっ切り頭を掴まれるすると少し乱暴に撫でられる
「な、なにして」
「そんな顔しないでよ」
行動の意味を聞こうとすると哀しそうな及川さんの顔が見えた
「…そんな顔、しなくていいから…
昨日のこと、ほんとに俺、そう思ってるし
だから、その、なんて言うか…………
ぁーーー!!!!もう無理!ホンットこういうの苦手!!!」
そう言ってそっぽを向いた及川さん
昨日のことは本当、乱暴に頭を撫でた
「………甘えたいんですか?」
するとクルッとこっちを見た及川さんは
「はぁ?バッカじゃないの、調子乗るな」
そう言って睨むが俺はおかしくて笑いそうになる
「おま!何笑って…」
俺は及川さんのお腹に抱きつく
「…甘えてもいいですか?」
そう言うと少しの間の後に頭に手を置かれる
「好きにすれば?」
及川さんって図星だと少し切れるんだよな…
それにずっと耳赤いし…
それよりも一番は…………
「俺、アンタのこと好きです」
「はいはい」
何よりも今
この綺麗で透き通った体の奥
俺の耳元で鳴っている優しい音がこの人の本当の声だ。
END
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