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そんな木兎さんに今日も僕は振り回されている
もう、分かっていた。僕は恋をしている。
僕の思った通り反動は大きかった
情けない話、自覚した夜
訳の分からないちょこっとの嬉しさと
これからの生活の変化への恐怖に
泣いた。
これから僕は変わっていってしまう、木兎さんを中心に
どんどん変わって忙しなく動く僕に木兎さんはケロッとした顔をする
そんな鈍感な木兎さんを結局僕は憎めないのだろう。
恋をしてしまった、愛してしまった、受け入れていてしまった
伝えるつもりなんてない。
そう、僕は幼稚で意地っ張りだから、
そんなこと出来ない。
弱虫だから。
だから僕は今日も冷たいひねくれ者の月島蛍として
木兎さんと会う。
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