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惹かれたとか見とれたとかじゃ無かったと思う
ただ、単純に欲が出てしまっただけで僕は
ただの欲張りなだけ。
騒がしい部活前の部室ではまた変人コンビが言い合っている
「ボゲェ日向ボゲェ!!!なにしてんだよ!」
「しょっ!しょうがないだろぉ…!?」
何を揉めているのかと言うと、
「はい、終わり終了、お疲れ様でーす」
「あーー!!!待ってください月島サン!」
日常光景になってしまった部活後の勉強会、
正確には赤点回避会になっているけど
「いや、言ったでしょ、次どっちかが間違えたら終わりって」
ノートを閉じてカバンに仕舞おうとする
「明日小テストなんだよ!助けてくれよ!!
山口!月島説得して!!」
「えっ!?ぁ、いやぁ〜、ツッキー……?」
「むり。」
山口の言葉を一言で切り落としてカバンを持とうとすると
グッ!!
急に凄い重さに変わったカバンを見ると
「おっ、お、ぉ、しえて……ください、ゴラ…」
王様が悔しそうに僕を見てカバンを掴んでいる
「……次は無いからね……」
「マジで!?やったーー!」
半分は押しに負けたもう半分は、よく分からない。
分かることはこの赤点回避会が長引いたことだけ
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