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【ネコサマニアヤカル】 1
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柔らかな日差しが瞼に突き刺さりヨコは目覚めた。
覚醒する前の微睡の中、ゆさゆさと身体を揺すられヨコは瞼をこする。
「ヨコにゃん..!ヨコにゃん!」
聞き慣れた声に名前を呼ばれて、
うっすらと目を開ける。
ぼんやりとピントが合わない視界は天井を写していた。
その中にぴょこりと恋人の顔が覗き込む。
「おはようございますにゃっ」
ナナメの声がいつもより高い気がしてヨコは暫くぼーっとなった。
視界のピントがあってくると、彼の姿の異様さが確認できる。
色素の薄い長い髪。
その頭の上には毛に覆われた
人ではありえない大きさの三角形の耳が生えていた。
「....はい?」
ヨコは思わず呟いた。
体の上に乗っかっているナナメはいわゆる猫耳というものを生やしていた。
しかも両頬からはピアノ線のようなピンと白い髭が三本ほど伸びている。
「ヨコにゃん!」
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