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同室者さんです
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そんなわけで、今日も学校。別に行きたくないとか思わない。だって生でBLが見れるんだよぉおっ!?そんなん陰口を言われるから行きたくないとかありえないだろう!
むしろ進んでれりごーしますよ☆
制服に着替えて部屋を出る。
ちなみに普通は二人部屋で、生徒会役員は一人部屋。
もちろん俺は生徒会役員じゃない。つまり、俺にも同室者がいるわけで。扉を開けると、向かいの扉もほぼ同時に開いた。
同室者さんだ。この人とはたまにしゃべる。だって俺のこと嫌ってないっぽいんだ。
暇があればご飯を作ってくれるときさえある。結論、とてもいい人。そしてイケメン。
縁下 椿(エンノシタ ツバキ)。
なんかいつも眠そう。ワンコか…?ワンコなのか…っ!?
イケメンだから、眠そうでも様になってる。
俺よりもやや高い身長。綺麗な黒髪は少し猫っ毛で、それ
が何故か妙な色気を出している。
目はタレ目ってわけでもなく、しっかり開けたらきっと
綺麗な形なんだろうが、すごく眠そう。だからちゃんと開
いたところを見たことがない。接点部屋だけだしね。
「おはよう。」
「……はよ。」
いつも通りのあいさつがこれ。
そして運が良ければ、
「今日作るけど、食うか」
マジでいい人縁下……!
「食う食う!」
感謝しつつ、広めのテーブルの前に座る。
ご飯を作ってくれるだけで奇跡だが、縁下の料理は旨い。
俺は同室者に恵まれたなっ……。
「ほら、出来た」
「おーう、ありがとーう!縁下大好き。」
「はいはいどーも」
縁下も席について、朝食をとり始めた。
あー、やっぱ旨い。今日は和食だ。この卵焼きがなんとも
言えないんだよ…!少し甘めのやつ。旨い。
俺は至福の朝食をゆっくり味わって食べた。
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