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悪魔降臨
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えー、っと、どうしようか。
ある意味ニャンコ達よりも末恐ろしい奴が現れた。
ここは、素直に座るべきか。べ別にビビってないけど。
「最初からそうしとけばいいんだよ、根暗が」
こいつ何故毎回語尾に根暗をつける!?いちいち腹立つな!何か付ける意味でもあるのかよ!?
てかどうしたんだ…?こいつ。いきなりキャラ変わりすぎてるよな。冷静な感じ装ってるけど内心けっこう動揺している俺。
それに、変わった態度から分かるように、こいつも俺のことが嫌いみたいだが、なんでわざわざ俺と組もうとか言ったてきたんだ。
「おい、お前なんなんだよ。なんで俺に組もうとか言って
きた。」
「…………。 別に。なんか面白そうだったから。」
はいこいつ嫌いぃぃいいい!!!
お前のその一時的な思いつきと自分勝手で、俺の学園生活はより一層砂漠化するんだよ!分かる!?
「もういいだろ。根暗のくせによく喋るな。」
うおおおおい!聞き捨てならないね。根暗だって喋るんだ
よ!そして俺は根暗ではないんだよ!
「おい、絶対バラしてやる……。お前の本性。」
「どうぞお好きに。君の言う事で周りの奴らが信じるかどうか分からないけどね。ククッ。てかそんな事する前に、その前髪どうにかしたら?」
こいっつ……!いちいち言葉が癇に障るやつだ。
俺は抗議しようと後ろを振り返ろうとした。
だが、振り返ることは不可能だった。
「いっ…………だだだっ!」
こいつ、無理矢理俺の背中押して………!
「わっ、ごめん!痛かった…?」
俺は今度こそ勢いよく振り返ると、そこには俺にしか見
えないように嘲笑する相楽。
殺おおおおおおおおおおおす!!
でも何故かそこに、少しの違和感を感じた。嘲笑の中に微かに見える、何か別の感情……?
うーん……、俺には分からんな。
しかし、他に分かったことが一つ。
学年トップのイケメンは、天使の羽を生やした悪魔である。
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