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【黒劉】マジバの出会い
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「まったく…アツシは勝手すぎるアル」
三連休にアツシに付き合って東京に来たのはいいが、着いたとたんに『自由にしていいよ~ばいばーい』と言われ来たのはマジバだった
ていうかここのことあまり知らないのにほっとくとか鬼アルか…
「こんにちは、お一人ですか」
「うわぁ!!なにアル!?」
びっくりした…影薄いアルな
気づくと目の前に誠凛の影薄い奴がいた
名前は確か…くろき?だったアルか
「黒子です。黒子テツヤです」
「心読んだアルか」
「読んでません」
黒子はエスパーアルな
「それ、さっきからなに飲んでるアルか?」
「バニラシェイクです」
「美味しいアルか?」
「とっても、飲みます?」
そう言って差し出されたのでとりあえず受け取って飲んでみる
けど、吸っても入ってこない
「……このストロー壊れてるアル」
「違います、それ機械じゃないです。壊れてません」
シェイクなんで強く吸わないといけないんですよ、と黒子が言った
「強くアルか…」
試しに強く吸ってみた
「…!」
「出来たようですね。どうですか?」
「っぷは…お前実は掃除機アルか?これ難しいアル」
「掃除機じゃないです。誰がゴミなんて吸いますか」
というかこれ甘いアルな…あんまりたくさんは飲めないアル
「美味しかったアル、甘かったアルが」
「冷たくて美味しいでしょう」
「そうアルな、…腹減ってきたアル。なんか頼んでくるアル」
「あ、奢りますよ。ここで会えたのもなにかの縁でしょうし」
「いいアルよ」
さすがにシェイクももらって奢ってもらってではダメだろう
「いいんですよ。奢らせてください」
「でも、先輩が後輩に奢らせるというのは…」
「後輩だからこそです、先輩に奢りたいんです」
「……じゃあ、お願いするアル」
「はい、なにがいいですか?」
そう言われてメニューに目を通す
美味しそうなものばかりだ
それにあんまりこういうのは食べたことがない
少しワクワクするアルな
「なんか、嬉しそうですね」
そう微笑まれて、ビクッとする
読まれてるとは思わなかった
「ま、まぁこういうのは初めてアルからな…ちょっと楽しいアル」
「可愛いですね、劉さん」
ん?
今こいつ劉さんって言ったか?
確かまだ自己紹介してなかったような…
「なんでワタシの名前…」
「知ってますよ、背番号11のSF。中国からの留学生」
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