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顔に微かにあたる冷気で目が覚める。パッと目を開けると目の前には峰の整った顔があり、びっくりして悲鳴をあげそうになる。が、昨日は峰の部屋に泊まったことを思い出してなんとか大声を出さずにすんだ。
「そら?」
俺が動いたことで起こしてしまったのか峰が眠たそうにまぶたを擦りながら俺を見る。
「んー、まだ5時前だし空ももう少し寝な」
峰がいてくれて正直なところ助かっている。部屋に1人でいたら自分の考えがまとまらずグダグダと悩んで一睡もできなかったであろう。
「ありがとうな、峰」
「気にするな」
はっきりと目が覚めてしまい、もう一度寝れそうにはない。昨日、暁が言ってたことを考えてみた。俺のことが好きで、渚とは付き合っていない。でも暁は全校生徒の目の前で渚に手を出すなと宣言している。何が本当で何が嘘か分からない状況だが、暁が嘘をつく意味も分からない。
「はぁ」
そもそもあいつの好きなタイプはちっちゃくて愛想が良くて素直で可愛いやつ。俺のことが好きだと言っていたが暁の好きなタイプと俺は違いすぎると思うけど。
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