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番という関係は世間に受け入れられないのデス…。
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悠希の言葉が狼であるハンターへと伝わっている不思議。
ハンターは迷うことなく悠希を背中に乗せて、村へと向かっていた。
伝わっていなければ悠希はハンターへ指示を出せばいいと考えていたが、それも無用の心配だったようだ。
太陽の位置を考えて、ハンターは真っ直ぐに村へと向かっているのが分かる。
どれだけこの狼は賢いのだろうか。
だからこそ、この辺り一帯で無敵の獣としての名を欲しいままにているのだろう。
そんな獣を伴侶としている人間の自分は、胸を張りたい。
でも、よくよく考えてみると獣と体を重ねて番となり、ハンターの精子を胎内へ受け入れた自分を博士はどう思うだろうか。
「…」
この事実、は隠さなければならないだろう。
ハンターの背中に身を任せたまま悠希は、ぼんやりと揺られていた。
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