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嬉しい夫婦の再会なのデス…。
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博士に促されて室内へ戻った悠希は、その後自分が居なくなってからの様子を聞いた。
博士の助手としてやって来たにも関わらず、全く役に立っていなかったからだ。
それならばと、自分がハンターとの生活を通して知り得た情報を纏めておこうとパソコンの前に着いた。
疲れているだろう?と心配してくれる博士とマーロウには笑顔で大丈夫だと伝えた。
ここからなら、ハンターと分かれた森がよく見える。
これなら、ハンターが戻ってきた事に気がつけるので丁度良いと思ったからだ。
夏で陽が長くなったとはいえ、夜の帳が少し落ちてきて、辺りは虫の音色が響く。
休憩を挟んでいると、思ったよりも疲れていたのか。
悠希は、うつらうつらとしてきた。
そしてハッと気がつく。
「んん…。ちょっと寝てた?」
目を軽く擦りながら顔を上げて何気なく外を見ると、次の瞬間一気に眠気が覚めた。
「は、ハンター‼」
悠希は慌ててロッジを出ると、森に目を向けた。
森の入り口にはハンターが居て、堂々とした様子で悠希を見ていた。
「ハンターッ‼」
悠希は込み上げる嗚咽を我慢して、転がるようにハンターへと駆け寄った。
飛びついた悠希を軽々と受けとめると、涙に濡れる伴侶の頬を優しく舐める夫狼なのだった。
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