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まさかの提案にウンと頷くしかないワケで…。
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悠希が心の奥底から懇願している事が伝わったのだろう。
シュタインはニッコリと笑った。
「顔を上げなさい。君の願いを是非とも聞き届けようじゃぁないか」
「えっ!!本当ですか博士!?」
驚きにガバリと勢いよく顔を上げた悠希に、シュタインはしっかりと頷いた。
「あぁ、もちろん。何でも、だ。…ただし、条件がある」
「じょ、条件…ですか?」
喜んだのも束の間。
まさかの条件付きとは思いもせず、一瞬ポケッとしてしまう。
その条件さえ呑めば、シュタインは何でも協力してくれるというのだ。
自分の体の違和感についての検査。
森の中で暮らすにしても、体調維持の為にも人間としての最低限の生活の保証を受けたい。
ハンターの住む森の国特定の自然公園への活動の拡大。
ハンターの安全面での対策の強化費用の捻出。
そして自分に万が一の事があった場合、ハンターの後見人になってくれるという。
これだけの条件を全て叶えてくれるという。
悠希がシュタインのこれから出す条件を呑みさえすれば、だが…。
その条件とは一体?
悠希が意を決して口を開いた。
「わ、分かりました。それで…博士。その…条件とは何ですか?」
悠希が訊ねると、シュタインはニンマリと笑った。
それは先程の笑顔とは明らかに違うものであった。
「それはね…。君とハンターの交尾をぜひ観察させて貰いたい!!」
「なっ!!!?」
そのまさかの提案に、悠希は絶句するのだった。
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