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緊張が高まるんデス…。
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巣穴へとどうにか戻った悠希は、一番奥へと体を置いた。
とにかく入り口付近には絶対居たくは無かった。
ハンターと違って人間の悠希に、野性的な感などあるはずもなさそうだが、この時は何故かそんな気持ちが沸き起こった。
「…静か」
ポツリと溢す。
巣穴には悠希ひとり。
静かなのは当たり前だが、いつもより森もひっそりとしているから余計にそう思う。
身を縮めて体育座りで顎を膝に乗せて、目だけは入り口方向へと向ける。
ここから入り口は直接見えない。
「あ~ハンター早く帰ってきてくれないかな~?」
ソワソワと内心思いながら益々膝を抱える。
でもハンターが帰ってくるのは、いつも昼頃。
さっき巣穴へと戻る時に見た太陽の位置からすると、まだまだ時間はかかりそうだった。
泉で流した体はすっかり乾いていた。
ただ、ハンターの中出しした精液が未だに悠希の尻孔から僅かに流れ出ていた。
「あぁっもう!部屋が汚れちゃう…」
そこへと手を伸ばすと指先にヌルリとしたものがつく。
「ハンターの…」
その時だった。
ケンケーンッ‼
ピピピピピピーッ‼バサバサバサッ
「‼⁉」
けたたましい鳴き声と共に沢山の鳥の飛び立つ羽音が響き渡った。
ハンター…ッ。
「早く帰ってきてよぉ~っ…」
悠希は強く願いながら頭を膝へくっつけた。
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