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羞恥心ハンパないんデス…。★
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耳をピンと立てて、目はギラリと光らせ、口は牙を剥いて軽く唸る相手は、大きな体の狼だった。
こんなに巨体な狼は、ハンター以外での報告は聞いてはいない。
普通の狼と見た目は変わらない。
唯一黒さが濃いのと、その巨体だ。
「あわわわっ」
普通の狼でも敵わないのに、この巨体に抵抗できるはずもない。
牙を見せられては震え上がるしかない。
涎がタラリと垂れたのを見て、悠希は自分が食べられる危機を感じた。
野生の世界はそんなものだ。
ハンターが悠希を食べずに雌として扱ったのは、偶然としかいいようがない。
フンフン
黒い狼は自分の足元に鼻先を着けると、匂いを嗅いだ。
「あ」
そこは自分の通った場所であり、膣から流れ落ちたハンターの精液が垂れた場所でもあった。
黒狼は顔を上げると、悠希に視線を向けた。
今すぐハンターを呼びたいが、怖くて声がでない。
おまけに叫んだことで相手を刺激してガブリとやられてしまったら、ハンターに会えなくなってしまう。
ここは何とか時間稼ぎをするしか無さそうだ。
だからといって、そんな方法は思い付きもしない…。
「ど、どうしたら…」
いい歳をした男が素っ裸で洞穴の奥に縮こまっている上に、得体の知れない狼に命を狙われている。
このまま殺されてしまっては、情けなさすぎる。
せめて服を着ていれば…いやいや、そんな呑気な事を考えている暇は無い。
ハンター帰ってきてよ~‼
半べそかきそうな勢いの悠希が眉をへの字にした時だった。
ヒタリ
黒狼が1歩進んできたのだ。
ドキッ‼
心臓が竦み上がる。
グルルルルッ
小さく唸りながら顔を近づけてくる。
それに耐えて目を瞑り、息を殺して我慢する。
本当は今すぐにでも巣穴から飛び出して、ハンターへ助けを求めたいが、そういうわけにもいかない。
とにかく静かに耐えるしかない。
小さく震えながら黒狼の出方を伺う。
そんな悠希の耳元をフンフンと匂い、それから鼻先を下へと下ろしていく。
獣の臭いが鼻を刺激してくる。
ハンターとは違う。
その黒狼は、とうとう悠希の下半身へと鼻先を向けてきた。
「あ、…やっ」
フンフンフンフンッ
悠希の童貞を鼻息荒く臭い始める。
その息遣いにも感じてしまいそうになる。
それから、ピタッと動きが止まる。
フンフンスンスンスンッ
ある1ヶ所。
そう。
ハンターを受け入れた場所を念入りに嗅ぎ始めたのだ。
「…ッ」
知らない相手の肛門の辺りを嗅ぐのは犬科動物の習性だ。
だからといって悠希は犬ではないので、羞恥極まりない。
自分の中と中出しされた精液によって、交尾しましたと宣言した様なものだ。
人間として、日本人として恥ずかしさ半端なく。
顔を赤くして叫びたい気持ちをグッと堪える悠希なのだった。
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