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まさかの危機到来なのデス…。★
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恐ろしい時間が去って、悠希は心底安心してハンターにすがった。
良かった…。
本当に良かった。
黒狼に交尾を強要されて種付けされる恐ろしさと、噛み殺されるかもしれない恐ろしさ。
どちらも絶望的な思いでいた悠希にとって、ハンターが飛び込んで来てくれた時は本当に白馬に乗った王子様、騎士の様だった。
狼が王子様というのは可笑しいかもしれないが、悠希にとってはそうとしか表現の仕様がない。
「ハンター…ありがとうございます」
艶やかなハンターの毛皮に頬を擦り寄せる。
温かな体温を感じて、ホッとする。
ギューッと今度は抱き締めてみると、ハンターがペロペロッと労ってくれる。
悠希を心配してくれている様だ。
スッ
ハンターが立ち上がった。
すると、悠希の頬を舐めるとそのまま舌を下ろしていく。
ペロペロ
首筋から胸へ。
「あっ、やぁっ…んっ」
ツンと立ち上がった乳首へと舌が辿り着く。
勃起して大きく膨らんだ乳首は、ハンターの大きな舌で下から上、上から下へと弾かれる。
舌を絡ませる事や吸い付く事は難しいながらも、その大胆な舌使いは悠希を充分に興奮させた。
「あ、あ、あんっ、はぁっ」
ペロペロベロベロッ、ペチャペチャペチャ
視覚的にもヤバイ。
快感に堪らず顎を持ち上げていた悠希だったが、チラリと視線を落とす。
ハンターが一心不乱に乳首を舐めている。
チラリと悠希を見詰める。
やっぱり、ハンターは分かってるんだ。
悠希は核心した。
ハンターは悠希が反応するのを見ていて、攻めていた。
そうでなければ、いつまでも乳首を舐める訳がない。
動物なのだから股間の匂いを嗅いだり、雄が雌のアソコを舐めたりする事はある。
けれど、乳首を愛撫するなんて聞いたこともない。
反対側も乳首を可愛がられた悠希は、息を弾ませて口から僅かに涎を垂らしていた。
ハンターの舌は遠慮なく、悠希のアソコへと向かう。
ハンターは直ぐに舐めることはしなかった。
時間が止まる。
「あ…」
そうだった。
僕は黒狼に…。
臭いが残っている筈だ。
それどころか、他の雄の先走りで濡れているのだからハンターが舐めてくれないのも仕方の無いことなのだ。
「うっ…ぅ、…っ」
グスッ
悠希は静かに涙を流した。
他の雄の手垢がついた雌の自分には、ハンターは愛想をつかしたのかもしれない。
射精されてはいないけれど、望まなかったとはいえそういう行為に至ってしまったのだ。
ハンターに捨てられてしまうのかもしれない…。
今日の朝までは幸せな新婚生活を送っていた悠希だったが、離婚の危機に心臓が締め付けられる思いで目を閉じたのだった。
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