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ある親衛隊員S つづき
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真っ暗な体育倉庫に入ったとき、視界の左端に良さそげなロープが見えた。
そう、俺はまだこの先輩の味見を諦めていない。
邪魔なやつは1人いるが確実にひ弱そうだし、杉原様というらしい彼も自分で強くないと言っていたのだし、何とかなるだろうと思った。
徐に縄を手に持ちニヤつく顔を隠しもしないで俺に背を向ける杉原先輩に近寄った。
あと数歩のところでこちらに気づいた先輩は「帰るか」と言いつつ身体の向きを変えた。
しかし縄を手に持ちニヤける俺と目が合った途端微かに先輩のテンプレートの笑顔が固まった気がした。
「……あれ、?君……それなに?」
「…わかりきったことを」
おおよその状況判断はできているのか、はたまた悪い冗談だと思っているのか、こんな時でさえ彼は余裕のある表情を崩さない。
それが無性に俺のなかのスイッチを連打する。
「…なに、俺をそれで縛ろうとしてるの?」
見つめ合う俺と先輩。お綺麗な顔もこの薄暗い倉庫内ではイマイチ堪能できない。
彼はきっと頭をフル回転させているのだろう。
唯一の逃げ口は俺の後ろの人一人分だけ開けられた扉。しかし随分奥まったところにいる俺たち。強さのわからない俺。入り口で待つ男子生徒一匹。縄。リンチかレイプか嫌がらせかはたまた誰かの差し金か。
今この状況で最善の行動は何か。利用価値のあるものは何か。体育倉庫。
動いたのは先輩が先だった。障害物競走で使う絡まりやすいネットを俺の方へ投げ込んで俺を抜かそうと走り出す。だがそれを見逃す気などさらさら無い俺は素早く彼の逃げる方向へ跳びのき、勢いのまま彼に回し蹴りをした。
予想外に反応がよくてすぐさま身を翻した先輩に命中はしなかったものの、足先が肩を掠めた。それだけで十分だっだ。
先輩は肩の痛みに顔を顰めた。動きが鈍ったその一瞬を俺は見逃すまいともう一発蹴りをお見舞いした。
今度は腹に命中し、飛ばされた先輩は背中から派手に打ち付けられた。
間を与えず先輩にのし掛かり、持ち前のテクニックで手際よく両腕を拘束した。
「…お前、名前は?」
俺は突然の場違いな質問に眉をひそめた。
「…言わない」
この人は本当はやっぱり馬鹿なんじゃなかろうかと失礼なことを思いつつバレたらマズイのだから当然名前は明かさなかった。
「そうか…。なぁ、拘束具は反則な気がするんだけど」
「ごめん」
全く気持ちのこもってない謝罪をすると「心にもないだろ」と呆れた顔をする先輩。イマイチ状況を理解しきれてない先輩を心の中で嘲りながら俺は先輩のジャージのチャックを乱暴に下ろした。
「………?え、まって何目的よ?」
殴られるとでも思ってたのだろう。全く関係のない行為に走り出した俺を戸惑いの目で見た先輩はそう聞いてきた。
当然そこは慎みなく本音を暴露する。
「勿論ヤリ目」
そこでようやく焦りの色が見え始めた先輩に「自分がソウイウ対象になるとは思ってませんでしたか?」と言いつつ既に軽く勃起している俺のものを先輩の綺麗に割れた腹筋に擦り付けた。
「おい趣味悪いぞ」
そう言われ心外だったため膝で先輩のイチモツをグリグリと潰した。苦しそうな先輩の顔を見て更に固くなった。
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