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暴力?何ソレ、おいしいの?
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「やぁあ、楽しそうだね」
「「どこが!」」
「ハモちゃって、アハハハハ」
ニコニコ笑いながら
メンドクセーのがやってきやがった。
秋の野郎……
コイツ来ると別の意味でややこしくなる。
「向こう行ってろ、マネージャー」
「まぁまぁ。
君はこの間来た、鷺我のキャプテンだね。
凄いね、一年で主将とか大変だろ?」
「いえ、貴方の方がご苦労多いんじゃ
ないですか?大変でしょう?色々と……ね」
苦労と色々のフレーズは俺をチラチラ
見ながらで、明らかにその意図が
何を指してるのかわざとらしく示す。
「え?……うーん、どうだろうね。ハハ」
なぜ否定しねぇんだよ、お前。
「アンタ、お荷物だって言われてるよ?」
「言われてねーだろ!」
俺達の言い争いを聞いていた秋が
驚いた顔に変わる。
「いつの間に
そんなに仲良くなったの?」
「お前さ、何処みたらそう思う訳?」
呆れて言うと、
「日野、そんな言い方誰にもさせないよね?
しかも殴りもしないとか」
「マネージャーさん、正確にいうと
ソイツ、以前俺に殴りかかって来てますから」
「と、いうことはやっぱり殴られては
いないってことだよね?」
「俺、今まで暴力とか振るったことねぇし」
「「嘘言うな」」
他校の生徒を無闇に殴っちゃマズイだろ。
そんだけだ、その時言った言葉に嘘はない。
それだけ。
それ以外なにもねぇだろ、ボケ。
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