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形勢逆転
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「この情報くれたあのマネージャーって人
アンタの事、冬至って呼び捨てだったけど
そっちこそどうなんだよ?」
「秋一?アイツは幼馴染だ」
「……幼馴染?」
へぇ、へぇーとかブツブツ言っている。
「でも、サッカーもしないのにわざわざ
マネージャーになってまで傍にいるって
おかしいんじゃない?」
「したくても出来ねぇんだよ、
足を怪我してるからな。
俺は中学の時メチャクチャ荒れてたんだ、
その時見かねた奴が俺を庇って
ああなっちまって」
それ以来、自分から実際仕掛けなくなったし、
勝手が出来ない連帯責任が及ぶ
運動部に入ることで我慢も
ある程度覚えたんだ。
「アンタを庇って?」
「―――何?妬いてんのか?」
「……ば……っ」
面白しれぇ。
いつも小憎たらしいコイツが真っ赤だ。
「もっとこっち来いよ?」
分かってんのか?お前。
形勢は既に逆転してるんだぜ。
引き寄せた肩が僅かに震えてるのも
余計に俺のサド心に火を点けた。
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