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彼女じゃねーよ
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あんのガキ!!!
どんだけこの俺を振り回したら
気が済むんだ、クソ!!!
その上、いつも放り投げている携帯を
俺が持ち回ってるもんだがら
姉貴達が俺を取り囲んで、
「ねぇねぇトシ君、
もしかして彼女できたの?
見たーい!家に連れてきて!」
「奥手のトシ君が?まぁ、おめでとう!
今日は赤飯ね!」
「我が家のアイドル冬君のお相手
どんな子?いやーん、可愛いんでしょうね、
で?いつ来るって?会うの楽しみ」
「………………」
違うとか、もうそういう反応は
コイツらを喜ばせるだけだから
一切無視することにしてる。
「「「「「もう、照れちゃって!!
トシ君、可愛いぃぃ~~!!」」」」」
頼む……お前ら早く嫁にいってくれ。
十日過ぎて痺れを切らしきった頃
漸くその電話が来た。
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