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オイ、テメー!
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風呂から上がってBSのサッカー中継を
ぼんやり見てる時だったから油断してた。
「あー?誰?秋一か?TV見てんだけど
用事ならさっさと話せ」
携帯を耳に当てたままディスプレイを
確認すらしてなかった。
「チッ。喋んねーなら切るぞ」
『この間のウチとの試合、ムービー
あるけど、参考の為に観る?
と、言ってもきっと参考すらならないと
思うけどな、アンタんとこのレベルじゃ』
その声、そのムカつく言い方……
携帯を耳から外しその表示を見ると
見覚えの無い番号。
『――聞いてんの?アホ』
間違いない、戸神だ。
「録画してたのか?あの試合」
わざわざこんな事で連絡してきたとは
思ってない。
『そうだよ、いるの?いらないの?』
それなら機会は山のようにあった筈。
「折角だから貰っとくか」
『……ふーん。分かった、じゃぁ』
プッ、ツーツー
――野郎、切りやがった!!
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