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Scene 20
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受けではない創一が俺に抱かれる決意をした...それは俺の決意なんか比べ物にならないくらい重いものだ...
拓馬 お前にとっては全てが初めてだよな。いろんな苦痛、伴うと思う。でも、途中で止めないからな...
創一 ...わかってます...
拓馬 俺に...(キスする)
創一 はい...(黙ってキスを受ける)
拓馬 創一...
創一の緊張は、身体の強張りから察することが出来た。創一は今、どんな思いで俺に抱かれようとしているのか...一瞬、決意が鈍りそうになる。
拓馬 創一...力抜いて...
創一 うっ...
今、俺の腕の中で、俺に抱かれようとしている創一の痛みと苦しみ...それを思うと、胸の奥が掻き毟られるかのように切なかった。初体験の男を抱くのは創一が初めてじゃない。だけど、今まで経験したことのない思いが、俺の心を支配していた。
創一 拓馬さん...俺...
拓馬 わかってる...もう少しだけ...我慢して...
創一 はい...
拓馬 痛かったら、ここ噛め...
創一 えっ?で、でも...
拓馬 いいから噛め!お前の痛み、俺にも分けてくれ...(キス)
創一 拓馬さん...うっ...
拓馬 遠慮しなくていいから...なっ...
創一 ...はい...
俺は自ら肩を差し出した。遠慮がちに口元を寄せた創一。微かだった痛みが、耐え難い痛みに変わるまで、大した時間はかからなかった。
拓馬 創一...
創一 ......
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