アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Scene 26
-
拓馬 全く...嵐のような奴だな...(苦笑)
創一 でもやっぱり...いい人だよね、郁さん...
拓馬 まぁ、俺が付き合ってた奴だからな。
創一 そうだよね...
拓馬 なんだ、妬いてるのか?
創一 妬いてなんかいないよ...
拓馬 嘘つけ!(笑う)
創一 本当に妬いてないよ。だってさ、どれだけ過去に嫉妬したって、過去に戻ってその時をなかったことに出来るわけじゃないし、過去があるから今があるんだし...それに...
拓馬 ん?
創一 俺にだって過去があるんだから、そういう意味では人のこと言えないしね。
拓馬 おっ、少し成長したか?(笑う)
創一 またそうやって揶揄う!拓馬さん、その癖直さない?
拓馬 本当、お前面白いよな。(笑う)
創一 拓馬さ...(キスされる)
拓馬 ん?何だ?
創一 はぁ...
拓馬 どうした?
創一 そうやって俺の気持ち利用するんだから...
拓馬 利用って...人聞き悪いなぁ...
創一 だってそうだ...
拓馬 利用なんかしていない。いいか?こうやってお互いの気持ち刺激してるんだ。慣れの落とし穴がどれだけ恐いか、お前だって知ってるだろう?
創一 そりゃぁ、知ってるけど...
拓馬 だから適度な嫉妬も悪くない。いいスパイスだから。だけど、あくまで適度だからな。入れ過ぎると涙が出る。
創一 だね...
拓馬 さってと、じゃあ行くか?
創一 行くって?
拓馬 (割引パスを示して)これこれ!
創一 えっ、今日?
拓馬 せっかく郁がくれたんだ。有効活用しないと勿体ないだろ?
創一 そうだね。(笑う)
その夜俺達はグランベリーのスゥイートで、超リッチな気分を味わいながら、心ゆくまでお互いを感じあった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 30