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カーテン越しの君part1
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保健の先生×高校生
(体調不良、嘔吐)
がらがらと戸が開く
「せんせっ、気持ち悪っ……」
戸から顔を覗かせたのは常連の君
いつもの様に顔色が悪い
保健室まで来るのがやっとだったのか、その場に座り込んみ、口元を手で覆う
僕はバケツを片手に君の元へ向かう
「ココに吐いて。」
君の口元へバケツを差し出すが、君はふるふると首を振る
いつもと同じで戸の近くで誰かに見られるのが嫌なのだろう
恥ずかしいのはよく分かる
僕は君を抱える
抱きかかえた時に君が「うっ」と声を漏らした
口元を覆う手が強くなるのがわかった
空いていたベッドに君を降ろし、カーテンを閉める
「誰も見てないから、ほら。」
そう言って、再びバケツを差し出してやる
それでも君は頑なに吐き出そうとしない
目には大粒の涙が溜まっている
額にはじわりと汗が滲み細めの黒い髪が張り付いている
「何、我慢してんだよ。」
僕は君の背をさすった
それが引き金になり、君の背がびくんと波打ち始める
君はそれでもひたすらに口元を手で覆っていて、指の隙間から手では覆いきれなかったものが流れ出す
「うっ……ぐっ………」
一度、流れ出してしまえばそれは止まることを知らない
口元を覆う手を取り、口元を露わにする
一気に全てがバケツの中へ放たれた
「うぇっ……げぇ………うっ……」
ぼとぼとと落ちていた吐瀉物が溜まってきて、びしゃびしゃとした音へ変わる
口元を覆っていた手はバケツの縁を握りしめ、目はぎゅっと閉じられる
涙が頬を伝う
鼻が垂れ君の綺麗な顔がぐしゃぐしゃになる
変わった趣味と分かりながらもそんな君の苦しむ姿が愛おしい
「まだ、吐きそう⁇」
波が収まった頃、君にそう問いかけると、君はふるふると首を振った
吐き気はおさまったと言ってもまだ苦しそうで顔は苦悶の表情
青かった表情がとても白い
一旦、バケツをベッドの傍の椅子に置くと、濡れタオルと水を取りに行く
君の濡れた手を拭き、口元を拭き
汚れた君がまた美しくなる
「口濯ごう。」
そう言って、君にコップを渡すが、それは床へと吸収された
吐いたせいで力の抜けたその手はコップを握る力さえなかった
「ごめ、なさ…。」
君は慌ててそのコップを拾おうと、ベッドから降りようとする
「いいよ。」
そう言うのに君は拾おうとして、下を俯向く
それがまた君の体調を悪化させる
ぐらりと君が傾いた
頭を打ちそうで僕は君を支える
「いいから、休んで。」
君をベッドに寝かし、床へと落ちたコップを拾う
再び新しいコップを用意して、水を入れると君の元へ再び向かう
「口、開けて。」
僕は口に水を含み、君にそう言うと君に口付け、君の中へと水を流し込んだ
君の口元へ寄せた洗面器に水を戻す様言うと、君は力無くそれに従う
どろりとした水が吐き出される
吐き出される水が粘り気を持たなくなるまでそれを繰り返した
最初は酸っぱかった唇が段々と甘くなっていく
「ゆっくりと休めよ。」
そう言って頭を撫でる
気分の悪さが落ち着いたのか君は目を閉じ眠りについた
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