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カーテン越しの君part2
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(体調不良、嘔吐)
気分の悪さで目が覚めた
「せんせっ…」
呟くがいつもの様に先生がこない
気分の悪さが増してくる
手で口元を覆う
此処ではダメ
そう思って周りを見ると
枕元に用意された真っ白な洗面器
口元へ寄せ、唇を開く
だらだらと唾液が溢れるだけ
「うっ……」
波がくるがえずくだけで中身がこない
気持ちが悪い
「せんせっ……」
呟くが反応がない
涙が溢れる
こんな時、いつもあなたはいてくれるのに
「せんせっ、せんせ…」
大きな声で叫ぶ
迷子になった子供の様に
がらりと戸が開く音がした
しゃっとカーテンが開く
「どうした⁇」
慌てた声であなたが現れた
「せんせ……」
嬉しかった
あなたが現れて
涙がこぼれる
「吐きそう、なのか⁇」
洗面器を口元に当てがえていることに気付き
あなたは俺に問いかける
気持ちが悪いよりもあなたがいないことが不安だった
ほっとした束の間、忘れていた気持ちの悪さが蘇る
俺はこくりと首を縦に振った
「そうか……いなくて、ごめんな。苦しかったろう。吐いちまえ。」
そう言うと、あなたはいつもの様に俺の背をさすった
それが気持ちよくて
俺の胃は痙攣を起こし
気持ちの悪さの元凶が口元から溢れ出す
「…げぇっ………おえっ」
放たれたそれは勢いを増していく
白かった洗面器が汚く色付く
びちゃびちゃとした汚い音がしんとした保健室に響く
吐き出して苦しいのに気持ちがいい
あなたが傍にいてくれる
あなたが俺を構ってくれる
それが嬉しい
吐き終えると
あなたはいつもの様に温かい濡れタオルで口元を拭ってくれる
そして水を渡されるが
俺はそれに首を横に振る
「先生からがいい…」
そう言うとあなたはその水を口に含んで俺の中に流し込む
吐いた後で汚い俺に嫌な顔せず
慣れた様にあなたは口付ける
それが気持ちよくてしょうがない
いつかこの唇をこれ以外で俺のモノにできたなら
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