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長い時、君を待ち
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大学生×社会人
(ヤンデレ)
静かな空間
静かな時間
キミの仕事が終わる時間はとうに過ぎ
いつもなら帰ってきている時間からさらに2時間が経っている
少し遅くなるとLINEがあったのが
キミの仕事がいつも終わる時間
キミの少しはどれくらいだろう
何度も何度も玄関に行くけれど
キミの気配は見つからない
早く帰ってきて
そうLINEをするけれど既読がつくことはない
キミは今、何をしているの⁇
ボクはいつまで一人なのですか⁇
キミの匂いの染み付いたベッドで
ボクは身を丸める
キミを傍に感じたくて
早く帰ってきて
早く
早く
早く
そしてやっと帰ってきたキミからは
キミじゃない匂いがした
キミはボクじゃなくても生きていける
ボクはキミじゃなきゃ生きていけないのに
どうしたらキミはボクだけを見てくれますか
ボクの目に涙が溢れ出す
ぎゅうっとキミに抱き付く
キミは嫌がることなくボクに応えてくれる
その優しさがボクを誤解させる
「遅かった…」
ボクはキミにいう
キミは言い訳などせずに
「ごめん」と謝った
「明日は早く帰ってくるよ」そう付け加える
その言葉にまた騙される
また明日も待つのに
何度待たされても
ボクは此処にいます
ボクはキミ無しじゃ生きていけないから
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