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夜の出来事
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社会人×高校生
(嘔吐)
貴方と暮らし始めてから
共に眠る毎夜
ある日
貴方に揺すられてオレは目を覚ました
初めてのことにどうしたのだろうかと思い
まだ眠い眼を擦り貴方を見ると
貴方は口元を手で覆い「気持ち、悪い…」と消え入りそうな声を発した
慌てて電気をつけると
貴方は目をぎゅっと閉じ
顔は青ざめ、薄っすらと額に汗をかいていた
「吐きそう、なの⁇」
問いかけると
貴方はゆっくりと首を縦に降る
「待ってて…」
オレはそう言うと
風呂場へ向かい洗面器を取った
ベッドに戻ると
貴方は先ほどよりも手に力を込め
より一層丸く縮こまっていた
「これに…」
そう言って洗面器を口元に寄せてやると
貴方は「ごめん」と呟き
洗面器を引き寄せ顔を埋め吐いた
「うっ…うえええええっ………ぐっ……げほっ…げほっ……」
呻き声と共に口から零れだす
未消化なモノがぼたぼたと洗面器に落ちる
暖かい貴方の背中をさすってやると
貴方はぴくりとしまた吐き出す
洗面器の底が見えなくなる
固形物がなくなり液体へと変わる
「ごめん…な…」
吐くのが落ち着き
はぁはぁという呼吸の中で
貴方はオレに謝った
口元からは唾液が糸を引いている
枕元にあったティッシュをとり
それを拭ってやる
「汚いとこ見せて悪かったな」
「別に」
汚くなんてなかった
むしろ綺麗な貴方が苦しく喘いで
グロいモノを吐きだす姿にぞくぞくした
「お前がいてくれて助かったよ」
そう言って貴方は微笑んだ
貴方に頼ってばかりのオレは
そう言われるとすごく嬉しい
「また、気持ち悪くなったら言えよな」
そう言って貴方の吐物の入った洗面器を取り
中身をトイレにこぼし、水で軽くゆすぐと
また、ベッドにそれを持っていってやった
「頼もしいな。ありがとう。」
貴方はそう言ってオレの頭を撫でた
そして、オレをいつものようにぎゅっと抱くと
また眠りにつく
オレはまた貴方が吐かないか少し期待していて
そわそわした夜を過ごした
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