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社会人×大学生
(ヤンデレ)
貴方が好きでした
好きで好きで堪らなくて
貴方に恋人ができたと分かった時
涙が溢れて止まらなくなりました
本当は
笑顔でおめでとうを言いたかったのに
僕に出来たのは
涙でどうして僕じゃいけないの⁇
困った貴方は僕の涙を手で拭って
前までは唇でそれを掬ってくれたのに
とか考えるともう気が気じゃなくなっていました
泣き喚いて泣き喚いて
気が付けば貴方のいなくなった部屋
染み付いた匂いに顔を埋めては
貴方を思う
貴方と過ごした空間
話をして
物を食べて
笑って、泣いて
全てがカラフルだった
そんな空間はもう崩れ去って
何もない
このまま死んでしまえれば
どんなに楽だろう
何度目を閉じても何度目を開けても
此処に貴方はいない
死んでしまおうと僕は其処にある液体に手をかける
貴方の趣味で置かれたランプの燃料
コレを飲めば全てを失える気がした
ごくりと飲みこむ
お酒となんら変わらない
何も変わらない
涙が溢れた
こんなにも失うのに時間がかかるのか、と
気が付けば眠っていた
目が覚めて
聞こえた貴方の声
目を開けているのに
見えない世界
貴方が心配している
嬉しくて、嬉しくて…
僕は貴方に抱きついた
もう離れないで、もうどこにもいかないで
貴方がいなければ僕は生きていけない、から
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