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壊れた心は
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高校生×社会人
(精神、リスカ、嘔吐、息苦しさ)
☆精神不安定のリクを受けたので…とりあえず…
こういうのではない場合はまた、リク受け付けます^ ^
私が思う精神不安定はこんな感じになりました笑
↓
壊れて、壊れて、壊れ、た
いつからこうなったのか
そんなのは覚えてなければ
思い出したくもない
頭の中ではいつも誰かが囁いているし
あらゆる場所から
誰かに見られている気配もする
怖くて、怖くて
消えたくって、壊れたくって
いつものモノに手を伸ばす
カチカチと音を立てて
ギラリと不気味に光る鋭い刃が表に出される
自分の命に等しいそのカッター
きっと、自分はコレがなければ生きていけない
運動したわけじゃないのに
はぁはぁと息が切れて
胸が苦しくって
やら、な、きゃ……
だって、自分は、ココにいちゃ
いけ、な、い
無数の傷が広がる左腕の傷のない場所を探して刃を突き立てる
すっとスライドすれば
ぷくりと赤い液が溢れ出す
じわじわと溢れ出すそれは
自分に生を教えてくれる
解放される気がして
また、何本も何本もその線を作る
「………っ……はぁ……」
くらりと眩暈がした
じわじわと漏れる液がぽたぽたと床に落ちては
床を赤く染める
赤い、赤い、赤くて、綺麗
ぺろりとそれを舐める
錆びた味が口に広がる
あぁ、自分、生き、て、る…
生きてなくていいのに
涙が目一杯に溜まる
苦しい、苦しい、苦しい…よ…
「ただい…ちょっ、また、やって………」
頭の中ではなく聞こえた声
誰かが傍にきた
自分の手をとって
暖かい手に触れられ
傍にあったティッシュでそれを拭われる
やだ、やだ、やめて…
「いやぁあああああ…」
そいつの手を振りほどく
触らないで、触れないで
こわくて、こわい
暖かいのに、こわい
「ちょっ、落ち着け、俺だって。」
そいつは言う
何、俺って、俺って、何⁇
再び手をとられる
振りほどきたいのに振り解けない
かたかたと身体が震える
息がしずらい
喉元まで何かが込み上が、る
「ぐっ……げほっ………ううっ………」
ぼたぼたと口からぐちゃぐちゃしたものが溢れ出た
赤く染まった床が
それで汚されて
ぐちゃ、ぐちゃ……
汚くて、みにく、い…
気が付けば意識を放棄していたみたいで
ベッドに眠らされていた
左腕には包帯が巻かれて
傷口が見えない
「目覚めた⁇」
そいつが傍にいた
なんで、どうして
そいつはそこにいるの⁇
「早く元に戻れよ。」
そいつは寂しそうに笑うと
自分の頭を撫でた
嫌なはずの愛撫がどこか気持ちいい
「思い出してくれなきゃ、俺が…死んじゃうよ。」
そう言って唇を指ですっと撫でる
まるでキスみたい、に
こわいし、嫌だし、気持ち悪い
けれども、何か求めたかった
何だろう、この気持ち
自分は何を忘れている⁇
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