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6月26日『雷記念日』①
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外は、バケツをひっくり返したような雨。
時折、雷が轟いていた。
「腹巻き、して寝ますか?」
きょとんとしたヨツバの瞳が、僕を見る。
「お腹出して寝てたら、雷様にお臍、取られますよ?」
揶揄うように放つ僕の言葉に、ヨツバは、ケラケラと笑った。
「そんなの迷信じゃんっ。子供が、お腹出して寝ないようにっていうあれでしょ? 俺、大人だしっ」
へっえんと威張るヨツバに、笑いが漏れる。
大の大人が、子供並みの注意をされているという点は、ヨツバには、関係ないらしい。
「…お腹壊しても、知りませんからね」
首を捻る僕に、ニッと笑顔を見せたヨツバは、自慢げに言葉を吐いた。
「大丈夫だよ」
…そんな会話をしていたのは、昨日の夜。
思った通りの結末を迎えた今……。
「待っ………りゅん、さま、ぅっ………」
これから挿れようか、というところで、ヨツバは泣きながら訴えた。
ヨツバのお腹は、ゴロゴロ、キュルキュルと怪しげな音を立てる。
僕は、そんなヨツバの訴えを、スルーする。
散々愛撫を繰り返し昂らせたヨツバの身体。
桜色に染まったヨツバの身体中に散らばるのは、僕の噛み痕、所有の証。
「ぁっ……ぅっ…、ねぇ、口で、…口でするから…ぅぐっ」
苦しげに歪むヨツバの顔の上を、脂汗が滴っていく。
フェラするというが、ヨツバの口は小さすぎて、ほとんど入らない上、舌が短く不器用。
ヨツバのフェラは、あまり気持ちのいいものじゃない。
腹痛に見舞われていたら、拙さに拍車がかかり、いつも以上に気持ちよくないのは目に見えている。
それ以上に僕は、腹痛に耐えるヨツバの姿に、ゾクゾクとした昂ぶりを感じていた。
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