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疲れました
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なんか怖いぞ、大丈夫ですかー
「なん、ですか・・・」
「ははー、ごめん。そーだねぇ、両思いの方がキモチーよねぇ~・・ ・」
そんなこと、初めて言われた~、と腹を抱えている先輩
ほんと、なんなんだ・・・
上條先輩は、訳が分からず首を傾げている俺の頭を軽く撫でながら
「じゃぁ、これから頑張っちゃおうかなぁ~」
と、なんか楽しそうだった
・・・しかし何を頑張るんだ?セフレとの意思疎通とか・・・?
それは是非頑張ってもらいたいけど・・・
目の前で笑う人は、最初見た時とはだいぶ違う顔をしていた
楽しそうに微笑みながら俺の頭を撫でる、こうしているとただのイケメンだ
あ、いやイケメンな時点でただの、じゃないかw
「あ、そろそろ授業終わるねぇ~、名残惜しいけどぉ、またねぇー南ちゃん」
・・・・・・ん?
「あの・・・名前教えてませんよね・・・?」
なんで知ってるんですか?と思い先輩を見上げる
俺の言いた いことが分かったのか、上條先輩は軽く笑いながら
「上履き、名前書いてあったからぁ~、今時珍しいよねぇー」
カワイィ~、と俺の上履きを指差した先輩は、頭を一撫ですると準備室を出て行った
先輩の背中を見送りながら俺は一つため息をついた
「・・・疲れた・・・戻ろ」
俺はゆっくりと教室に戻った
・・・が、その後俺を探しまくっていた二人に叱られたのは言うまでもない
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