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気にするのはそこじゃない
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じっと南を見つめる
「ぇと・・・お互いに気持ちがいい方がいいでしょう?・・・って、言った気がする」
なるほどな
顔を少し赤らめて下を向く南を見て、予想は確信に変わる
俺が考えていた最悪の結果にコイツはしてしまったわけだ
・・・おそらく上條は
「南、上條先輩は今しがたセフレを全て切ったらしい」
「え?!」
俺がさっき和樹から聞いた情報を伝えると、南は目を丸くした
「そんなことしたら、イチャイチャが見れないジャマイカ!・・・っイダっ!」
「わりぃ」
南があほなことをぬかすから、ついつい手が出てしまった
「なんなのー!」
「お前はそのことしか考えてないんだな、アホ南」
「悪いかっ!」
至極真面目な顔をして言うもんだから、ツッコむ気にもなれない
「残念だったな南、だが問題はそこじゃない」
「そこだよ!」
「黙ろうか」
拳を握りしめ力強く答えた南を上から軽く睨む
分かりやすく落ち込んでしまったが、とりあえず放置だ
「上條先輩がセフレを切ったのは、多分お前のせいだぞ」
「・・・・・・は?」
~side裕也end~
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